未来の社会のあり方を考える
こんばんは。てくのあです。
今日は、久しぶりに映画を観ました。
アップグレードって言う映画なんですが、
近未来の社会を予想する上で、面白い内容でした。
詳しく説明するとネタバレになってしまいますが、
簡単に概要を説明しますと、
車をコツコツ修理したり、イジるのが好きなアナログ人間の主人公と、
自動運転車に乗って、最先端テクノロジー会社に勤めるデジタル人間の妻がいて、
ある日、妻の自動運転車に2人で乗っていると、自動運転車が暴走して、事故を
起こしてしまい、そこに駆けつけた男の集団に妻が殺されてしまう。
主人公は一命はとりとめたものの、半身不随になり、車椅子生活を余儀なくされてしまう。
そんな中、主人公の友人である一流のテクノロジー会社に勤める人間が、
世の中に出回る前のチップを極秘で埋め込むことで、前みたいに自分の意志で
自由自在に歩ける生活に戻ることができることを主人公に提案する。
そのチップを埋め込んで、自由自在に動ける身体を手に入れた主人公が
妻を殺した犯人を突き詰めていく、というストーリーです。
ストーリー自体もすごい面白いのですが、
この社会の設定が近未来を予想するのに面白いと思いました。
まず、車は、自動運転車が当たり前のように走っていて、社会を監視するために、
カメラ付きのドローンが空を自由自在に飛び回っている。
そのドローンの映像を警察が確認できるため、事件のあった場所の前後の映像を簡単に確認できることができる。
また、家庭では、AIが部屋の気温やニュースなどを音声で教えてくれ、
冷蔵庫で無くなりそうな食材を教えてくれたり、飲みたいシェイクなどを自動で作ってくれたりするようなシーンもあります。
このようなテクノロジーが進化することで、AIで基本的なことは
何でもできてしまうというのがスゴイことでもありますが、
これまでの人間の価値を考えさせられるとう意味では、ある意味、怖いことでもあると思いました。
この映画で、一番印象に残ったのは、
テクノロジー社会だからこそ、逆に情緒的な優しさとか辛さなどの人間臭さな部分の大切さを気付かせてくれることでした。
これから、AI技術などが当たり前になってくる社会は
誰でも何となく予想できると思います。
だからこそ、今当たり前の、アナログな人間の付き合いが、これから非常に貴重になってくるし、それが非常に大切なものだと気付くようになってくると思いました。
大切なものって、失った時に初めて気付くものなのかもしれませんね。
ではでは、またー