日本は敗戦を予想していた⁈

こんばんは。てくのあです。

 

今日は、梅雨の時期で外出する天候ではなかったので、

東京都副知事猪瀬直樹著の「昭和16年夏の敗戦」を読みました。

 

大東亜戦争時に、総力戦研究所という、

今で言うとCIAみたいな国防研究機関が日本で結成され、

これからの戦争のシミュレーションをするメンバーが集められました。

 

メンバーは、日銀、大蔵省、海軍、陸軍、民間企業など、

日本を代表する官僚、企業などから、30から40際代の若手精鋭部隊を集められ

ました。

 

その機関のメンバーが大東亜戦争の、

その後の行末を予想していましたが、

驚くのは、実際の大東亜戦争の結果とほとんど同じ状況であったということです。

 

しかし、その当時の日本政府は、残念ながら、

その戦略を活かしきれませんでした。

 

イギリスやフランスなどでは、当たり前のように

いろいろなバックグランドを持ったメンバーが集められ、

国家の国防を担うプロジェクトが進められていました。

 

これを専門用語では、インテリジェンスと言います。

 

諸外国ではインテリジェンスを学ぶ機関があり、

大学の講義にもありますが、今、日本ではその機関が全くない状況です。

 

戦後、GHQに完全に潰されてしまったということもありますが、

これからの日本を強くしていくのにも、

このようなインテリジェンス機関を復活させるべきではないかと思います。

 

やはり、シミュレーションできている集団と、

その場その場で判断する集団では、

勝つ確率は、火を見るより明らかですよね。

 

皆さんはどう思いますか?

 

では、では